Tesla FSD v14.3.9に自動衝突回避、手動運転中も緊急介入へ
Tesla AIは、FSD(監督型)v14.3.9に手動運転中も作動し得る自動衝突回避支援を追加すると発表しました。9月9日には説明画像が公開されましたが、投稿によって記載される介入場面が異なります。車両・地域別の適用範囲、日本提供、HW3で同じ機能が使えるかは未確認です。

同じ更新番号や機能名でも、ハードウェアと対象条件の確認が必要です。公開画像の説明、実車への配信、安全性能の検証はそれぞれ区別してください。
- 何が変わる?衝突が迫りAEBだけでは不十分と車両が判断すると、手動運転中でもFSD(監督型)が自動的に作動して回避を支援します。
- どんな時に介入する?Teslaは、差し迫った衝突に加え、運転者の強い注意散漫を検知した場合や、FSDが意図せず解除されたと判断した場合にも作動する可能性があると説明しています。
- 同じ更新なら全車で使える?いいえ。公開ノートはAI4向けv14.3.9とHW3向けv14.2 Liteを分けて掲載しています。HW3での自動衝突回避、日本向けの提供条件、全対象車への配信完了は今回確定していません。
今回のニュース
同じ更新番号や機能名でも、ハードウェアと対象条件の確認が必要です。公開画像の説明、実車への配信、安全性能の検証はそれぞれ区別してください。
Tesla AIは2026年9月4日、FSD(監督型)v14.3.9の配信を近日開始すると発表しました。新しいアクティブセーフティ機能では、差し迫った衝突を検知し、自動緊急ブレーキ(AEB)だけでは十分でない可能性がある場合、FSDが運転者に代わって作動できます。Teslaは、運転者が強く注意をそらしている場合や、FSDが誤って解除されたと検知した場合にも介入する可能性があるとしています。 9月9日7時32分59秒(日本時間)、Teslascopeは米国アリゾナ州の2024年式Cybertruck AWDで2026.27.6を検出したと投稿しました。同サービスの公開ページはAI4向けFSD v14.3.9と表示していますが、同日8時54分の確認時点では更新待機8台を掲載し、最初のインストール完了を待つ段階だと説明していました。 その後、同日9時54分の同ページは米国のAI4車2台をインストール完了として表示しました。これは追跡対象車の記録であり、全体への配信や新機能の走行検証を示すものではありません。 同日11時32分にDirty Tesla氏、11時48分にSawyer Merritt氏がACEの説明画像をXで公開しました。今回確認した計6枚には、介入する場面の記載に違いがありました。いずれも第三者の投稿で、画像から対象車両の年式・地域・ソフトウェア版を確定することはできません。
背景と仕組み
従来のAEBは主に自動で制動し、衝突の回避または被害軽減を目指す機能です。今回の発表は、FSDの認識と経路生成を手動運転の背後でも安全支援に利用し、必要時に操舵を含む回避行動へ広げる点が特徴です。Drive Teslaは、社内テスト中のソフトウェア2026.27.5にAutomatic Collision Evasionという名称が記載されていると報じました。 今回、Not a Tesla Appにも2026.27.6の公開版リリースノートが掲載されました。ただし、同ページが参照するTeslaFi統計は確認時点で完了・待機とも0台です。観測する車両や反映時刻が異なるため、Teslascopeの数値と合算したり、どちらかをTesla全車の状況とみなしたりはできません。 さらに同日9時54分には、同じノートへHW3のModel 3/Y向けFSD v14.2 Liteが別欄として掲載されていることを確認しました。Tesla Raj氏も同日8時38分16秒に更新画面を投稿し、画像には2026.27.6、v14.2 Lite、インストールを促す表示がありました。車種・地域・撮影時刻やインストール完了は確認できていません。HW3欄は駐車・出庫・後退や到着方法の選択を説明していますが、v14.3.9の自動衝突回避がHW3でも提供される根拠ではありません。
日本で考えると
日本で販売されるTesla車にもAEBなどの衝突回避支援がありますが、今回のFSD v14.3.9機能が国内車へ同じ条件で配信されるとは確認できません。FSDの提供範囲、法規、ハードウェア、地域別認可で利用可否が変わる可能性があります。国内利用者は車内のリリースノートとTesla Japanの案内を確認し、配信前提で購入判断をしないことが重要です。
記事を読むポイント
- 公式に確認できたことTesla AI公式Xはv14.3.9の近日配信、新しいアクティブセーフティ機能、AEBだけでは不十分な場合のFSD自動作動、注意散漫や意図しない解除時の介入可能性を明記しています。
- 公開データで確認した続報Teslascopeは9月9日9時54分の確認でAI4車2台の完了を表示しました。HW3側で確認したのはTesla Raj氏の公開画像とNot a Tesla Appの版別ノートです。画像を引用したTeslascopeの紹介を別の実車報告として数えず、ノート掲載を全車配信の証拠にもしていません。
- まだ確認できないことHW3の車種別・地域別の配信範囲、実際のインストール完了、日本向け提供、安全機能の実動作は未確認です。2026.27.6という番号だけでFSDの版や機能を判断せず、自分の車両のハードウェアとリリースノートを確認してください。日本語公式取扱説明書は前回取得できず、国内の変更有無は確定していません。
- 公開画像の記載差(適用範囲は未確認)Merritt氏のModel Y表記の画像は「前方車両との衝突が迫った場合」と「運転者の注意散漫」の2場面を説明しています。一方、Dirty Tesla氏の画像で列挙されるのは注意散漫の場面のみです。記載が異なる理由は不明で、特定車両での機能削除や全車共通の仕様を示すとは判断できません。
- 作動条件は同じではないMerritt氏の画像では、前方衝突時と注意散漫時で道路などの条件や介入後の制御説明が分かれています。これは公開画像に書かれた内容の確認で、実車で作動を検証したものではありません。9月9日11時58分に確認した北米向けModel Y公式Webマニュアルは2026.26表記で、投稿が言及する更新と版が一致せず、今回の詳細を同一版の公式Web本文で照合できませんでした。
注意点
FSDは名称にかかわらず監督型で、車両を自動運転車にする機能ではありません。新機能もすべての衝突を回避できる保証はなく、誤作動や不作動の可能性があります。運転者は常に道路を監視し、手をすぐ操作へ戻せる状態を保ち、車両の警告と取扱説明書に従う必要があります。 画像由来の説明は操作手順として使わず、自分の車両に対応した車内マニュアルとTeslaの案内を確認してください。介入を試すために注意をそらしたり、危険へ接近したりしないでください。個人の試行談から機能の成否や安全効果を評価することもできません。
まとめ
v14.3.9の公式予告とAI4車の限定配信記録に加え、ACEの条件を示す画像が公開されました。ただし画像間に記載差があり、全車の共通仕様としては扱えません。同じ2026.27.6でもHW3向けは別のv14.2 Liteです。海外の説明・配信観測と、日本の自分の車両で利用できる機能を切り分けて確認してください。


